カビから家族を守る家①
さて、前回書いたビニールクロスによるカビの被害。
コンクリートによる環境ドラッグの問題など
考えることは山ほどあります。
私は学者ではなく、一人の建築に携わるものですから
現実的な視点でこの問題に向き合ってみたいと思います。
さてみなさん
カビはお好きですか??
ほぼ100%に近い人が
「いいえ」
とお答えになるでしょう。
そりゃそうですね。
ではカビはどんな環境で発生するのか。
ご存知でしょうか?
実は気温25度近辺では
湿度68%~72%近辺から始まり
湿度が高くなればなるほどカビが発生しやすくなる
ということがわかってきているようですね。
参考http://www.kabikyo.gr.jp/00_kabikyo/e.katsudou/kouen03/3_kouen03.html
すると単純な話ですが
まずは湿度が68%以下になるよう心掛ければいい
ということになります。
さて住宅内部の湿度というのは人間が生活する以上
絶対的に外部より高くなる、という法則があります。
そして温度、湿度ともに
「高いほうから低いほうへ移動する」
ものです。ですから。
「家の中→家の外」 に湿気は移動します
この湿度の移動を妨げるから、カビが発生するわけです。
ということは透湿抵抗(湿気が通過するのを妨げる)の小さい材料を使えばいいということになります。
そこで内側から外側に順を追うと、<在来木造の場合
内装仕上げ
内装下地
断熱材
外壁下地
一般的な住宅ではこの先は
通気層(空気の通り道)があるので湿気は外に行きます。<ない場合もあります。よくお確かめを。
これらの組み合わせの中で
どの場合でも湿気を通す素材を使わないと
カビから身を守れない。
そう思っていたほうが安全です。
というわけで
その現実の対策を
次回から。
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